HAKUTO-R CREW MEETING 2020 AUTUMN
HAKUTO-R CREW MEETING 2020 AUTUMN
民間月面探査プログラムHAKUTO-Rが開始されてから2年近くが経ち、先日HAKUTO-RはMission1のランダー（月着陸船）最終デザインを発表しました。2022年の打ち上げに向け、私たちは着実に前進しています。 そこでこの機会に、CREW会員のみなさまに向けてオンラインイベントを開催します。 HAKUTO-Rの月面着陸・月面探査ミッションや、最終デザインを発表したランダーに関してご説明するとともに、ispace袴田や技術者が直接、みなさまの疑問・質問にお答えします！
2020年9月20日(日) 11:00-12:00
オンライン
イベント概要
| 名称 | HAKUTO-R CREW MEETING 2020 AUTUMN |
|---|---|
| 日時 | 2020年9月20日（日）11:00-12:00 |
| 場所 | オンライン |
| 内容 | ・HAKUTO-Rプログラムの進捗報告 ・最終デザインを発表したランダーの技術紹介 ・いただいた質問・疑問へのご回答 |
| 料金 | 1,000円 ※本イベントはHAKUTO-R SUPPORTERS CLUB CREW会員限定イベントです。 |
| 申込方法 | HAKUTO-R SUPPORTERS CLUB クルー会員の方は、メールマガジンをご確認ください。 HAKUTO-R SUPPORTERS CLUB クルー非会員の方で本イベントに参加をご希望の方は、クルー会員新規入会が必要となります。クルー会員入会完了後、HAKUTO-R SUPPORTERS CLUB（メールアドレス：hrsc@hakuto-r.com）までご連絡ください。 ※イベント申込締切：2020年9月18日 |
イベント内容
・HAKUTO-Rプログラムの進捗報告
- HAKUTO-R Mission1,Mission2紹介
- 地球から月までの旅
- HAKUTO-Rここまでの道のり、これからの展望
・最終デザインを発表したランダーの技術紹介
- HAKUTO-Rランダーの特徴
・いただいた質問・疑問へのご回答
- 質問フォームで事前にいただいた質問や、当日いただいた質問に、登壇者が直接回答
登壇者
袴田 武史 Takeshi Hakamada
Founder & CEO ファウンダー＆代表取締役
子供の頃に観たスターウォーズに魅了され、宇宙開発を志す。ジョージア工科大学で修士号（航空宇宙工学）を取得。大学院時代は次世代航空宇宙システムの概念設計に携わる。その当時、Ansari XPRIZEにより民間有人宇宙飛行が成功し、民間での新しい宇宙開発時代の到来を感じる。民間での宇宙開発では、経営者が必須になると考え、大学院卒業後、外資系経営コンサルティングファーム勤務。プロジェクトリーダーとして幅広い業種のクライアントにコスト戦略および実行を中心にコンサルティングサービスを提供。2010年より民間月面探査レースGoogle Lunar XPRIZEに参加する日本チーム「ハクト」を率いた。同時に、運営母体の組織を株式会社ispaceに変更。現在は史上初の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」を主導している。
氏家 亮 Ryo Ujiie
Manager, Lander System Engineering Group
東北大学で宇宙地球物理学専攻を修了。2009年から宇宙航空研究開発機構（JAXA）でソフトウェア・シミュレーションエンジニアとして勤務。宇宙機のソフトウェア独立検証、ソフトウェアアーキテクチャ研究、誘導制御シミュレーション研究およびシステム安全設計研究に従事。2015年からMassachusetts Institute of Technology (MIT)に留学し、System Design and Management Programを修了。2016年からは、JAXAにおいて複合システム最適化研究に従事。2017年からHTVの後継機プロジェクト（HTV-X）に参加し、主に誘導制御およびNASAインタフェース調整に従事。2018年に宇宙分野での新たな挑戦を求めてispaceへ転職、ランダーのシステムエンジニアのマネージャーに就任。
開催レポート
2020年9月20日、HAKUTO-R SUPPOTERS CLUB CREW会員の方々に向け、HAKUTO-R初のオンラインイベントとなるHAKUTO-R CREW MEETING 2020 AUTUMNを開催いたしました。このイベントは、Mission1のランダー（月着陸船）最終デザインが決定したこのタイミングでispace袴田とランダーシステムエンジニアのispace氏家が、ミッションの進捗状況やランダーの特徴をご説明するとともに、みなさまからいただいた質問に回答するというものでした。
まず、HAKUTO-Rプログラム進捗報告として袴田から、民間企業による宇宙開発・月面探査の動きが活発化している現在の状況において、HAKUTO-Rプログラムの位置づけや、その先のビジョンについてお話させていただきました。
続いてお話したのは、ランダーシステムエンジニアマネージャーの氏家です。JAXAで働いていた経歴もある生粋の宇宙機エンジニアである氏家からは、Mission1で用いるランダーの構造や特徴についてお話させていただきました。ランダーのメカニズムについてここまで詳細な説明を聞くことができたのは、このイベントにご参加されたみなさまがはじめてかもしれません！
袴田と氏家のお話のあとは質疑応答タイムです。事前にも質問フォームやSNS経由でたくさんのご質問をいただき、このイベントの最中にも参加者のみなさまからチャット経由で次々にご質問がありました。
「月面着陸でもっともワクワクすることは？」というご質問に対しては、袴田から「次の社会を進展させるきっかけになること」という回答が、氏家は「いまは緊張しているが、成功したらみんなで喜び合えること」という回答がありました。
イベントの最後には、ご参加されたみなさまと運営スタッフで記念写真も撮影！HAKUTO-Rはみなさまの応援に支えられていると実感した瞬間でした。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました！
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